中途失聴者と難聴者

060219_2005~001.jpg最近、中途失聴者と難聴者の聴覚障害の認識に違いがあることを連れあいから聞いた。
中途失聴者は、前に聞こえていたように戻りたいという意識がずっとある。中途失聴・難聴者を対象にしたコミュニケーション指導者養成講座で、聞こえないことを周りにどう説明するか話し合っていて、強く感じたと言う。

幼児からの難聴者は、時々「音」があることに気が付かされる、手を引いている子供からお金を持っているでしょうと言われて、ポケットの小銭が音を立てていることに気が付いたのだ。

難聴者なら、似た経験はたくさんある。
別の幼児からの難聴者から人工内耳を付けてみていろいろな音が聞こえるのが楽しいと話していたのを思い出した
人工内耳でかなり聴覚を取り戻した方から、やはり社会はいかに音・音声で成り立っているかということを再認識した、しかし難聴者はそのことを知らないでいるのを思うと暗たんとなると聞いていた。

暗たんとなる必要はないが、社会はこうした難聴者に配慮が必要だ。

ラビット 記