難聴の元日劇ダンサー

060408_0908~001.jpg難聴の元日劇ダンサーの紹介記事を読んだ
彼女の今年二月の「日劇2006」で昔の仲間に難聴であることを打ち明けたことやいまは日本ろう者劇団で活動していること、今年5月にろう者劇団と「地獄変」を公演することが紹介されていた
しかし、記事が「まるで難聴を感じさせない話しぶり」とか「自身をろうと健聴の間に置く」とあるのは難聴についての理解に疑問がわく

難聴者はみなうまく話せない?
難聴はろうと健聴の中間だろうか?難聴はろうと同じ聴覚の機能障害だが、社会的にはろうと難聴は違う障害であることが理解されていないのではないか
日劇時代も仲間にも知らせず指揮の棒や照明、風を頼りに踊っていたと紹介されている
小学校時代に難聴であることがわかって、25年間も自分を難聴者としては意識せずに(難聴を隠して)過ごさざるを得なかったことは衝撃的だがこれこそろうと違う障害である理由だ

テレビにも出るような文化人でも難聴であることを言わない(言えない)こうした人は多い
社会に正しい理解としっかりした支援策があれば多くの人が手をあげるに違いないし、そうした社会を一日も早く作るのが私たち難聴者組織の使命だ

渚香織さんのHP
http://nagisakaori.fc2web.com/

ラビット 記