おしゃべり、だいすき 難聴児の学校生活

今日はとても良い本を見た。
小林美咲さん、小学校5年生。補聴器を使っている美咲さんは、小学校で、クラスの仲間と指文字や手話を使ってコミュニケーションする。クラスの仲間は、美咲さんが難聴であること、指文字や口の動きでコミュニケーション出来ることを知って、すぐに指文字を覚えてしまった。
授業では、手話通訳やノートテイカーの方が美咲さんに先生の話を伝える。先生も簡単な手話や筆談をする。先生の言うことや教材のビデオなどが分からなかったりすると、隣りの子供に今なんて言ったのって聞くと、指文字も使って「カエルの鳴き声だよ」って教えてくれる。
美咲さんは、聞えないけれどもおしゃべりが好きだ。友だちともおとうさんともいっぱい話をする。
この写真集の美咲さんの顔は明るい。クラスの中で、みんなの理解も得て、必要な時は通訳も使って、勉強したり、学校生活を送っている。

これって、私たちの目指す中途失聴・難聴者の地域生活の学校版じゃん。

「いっしょがいいな 障がいの絵本 (2)
「おしゃべり、だいすき
耳のきこえないひと
ポプラ社発行
橋本 一郎/監
北村 小夜/監
嶋田 泰子/文」

http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=70270020

ラビット 記