デジタル放送の字幕


波乱万丈画面1
波乱万丈画面2毎週日曜日朝9時55分から10時55分、日本テレビで放送している「いつみても波瀾万丈」は、難聴の祖母も字幕放送があるのでいつも見ている。

http://www.ntv.co.jp/haran/

しかし、この字幕は見にくい。一つは、話された話し言葉がそのまま出てくるので、字数がどうしても多くなる。もう一つは、文章の途中で改行される。
日本テレビは、画面下はテロップなどが多いので、字幕は上のほうに2行表示し、新しい字幕は1行繰り上がってその下に表示される。つまり、2行のうち下の行が新しい字幕になる。これは、アメリカの字幕のようにスクロールで見やすくかつ多くの文字が見られるように開発されたものだが、日本の字幕方式ではスクロールにはならず、1行送りになってしまう。アメリカのアナログテレビでスクロールが実現できているので、日本のアナログテレビで実現できないのはなぜだろう。

地上波デジタル放送の字幕放送は、アナログ放送のサイマル放送(丸写し)なので、字幕も同じものが表示される。
ただ、アウトリーチといって、画面の外側に表示することが出来る。
デジタル放送では視聴者が字幕の位置や大きさ、フォントなどを変えられるはずだが、日本の地上波デジタル放送では、放送局から出されたままの字幕しか表示できない。これは、テレビ側の規格の問題化、放送局の送出側の字幕の問題なのか知りたい。

ラビット 記