アンジェラ・アキの「手紙 15歳の君へ」

一昨日、木曜日の夜、NHKでアンジェラアキの「手紙」が今年の中学校合唱コンクール女声の課題曲になって、各地の学校で予選に臨む様子が放送されていた。

その歌の内容にもアンジェラの声の聴きやすさにも思わず引き込まれて聴いていた。
初めて人工内耳の音楽モードを使ってみた。ちょっとピーキーなダビンチと一緒だ。

ちょっと、このところ精神的に苦しい時期だったので、余計想い入れを持って聴いていた。
親しい人から心配や気遣いのメールもあって、思い切って話していた。
その日の午後、自分が何をすべきか、何でこんなに苦しい想いをしていたのか見えてきた。

問題が見えてくれば、その解決手法はいろいろある。


自分の15歳は中学三年生。その前年に担任の岡部昌子先生が補聴器をつけることをじゅんじゅんと諭してくれ、難聴のコンプレックスだった自分がどうしてかよくわからないが、こっそり詰め襟の学生服の中に補聴器をして登校した。
HRで補聴器をした自分をめざとく発見した先生は前に立たせて補聴器をしてきたことを誉めてくれた。皆に補聴器は難聴者が使う機器でメガネと同じ感覚を補償するもので恥ずかしいものではないことを説明してくれた。
自分の障害受容はこの日がターニングポイントだった。




>いい歌だよ。涙が出るくらい。
>
手紙  作詞・作曲 アンジェラ・アキ

拝啓 この手紙読んでいるあなたは
どこで何をしているのだろう
15の僕には誰にも話せない
悩みの種があるのです

未来の自分に宛てて書く手紙なら
きっと素直に打ち明けられるだろう

(中略)
負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ああ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの

いつの時代も悲しみを避けては通れないけれど
笑顔を見せて 今を生きていこう
今を生きていこう

拝啓 この手紙読んでいるあなたが幸せなことを願います

みんなのうた 
http://jp.youtube.com/watch?v=McQNAEK8xAw


ラビット 記