当事者から見た「合理的配慮」 JDFセミナー報告書

昨年11月29日に日本障害フォーラムのJDFセミナー(フォーラムin東京)が昨年開催されたが、報告書が公開されている。
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/seminar/reports/20081129jdfseminar.pdf

当事者からの合理的配慮について、ティナ・ミンコウィッツ
さん(世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク(WNUSP)共同議長/弁護士)の基調講演は圧巻だった。

同じく基調講演の藤井さんも障害者権利条約の批准への展望と私たちのしっかりとしたスタンスを感じ、共感した。

http://www.normanet.ne.jp/~jdf/seminar/20081129.html


ラビット 記
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日本障害フォーラム(JDF)セミナー  〜フォーラム in 東京〜
障害者権利条約で変わる 私たちの暮らし
〜暮らしの中にどう活かす「合理的配慮」〜

開催趣旨:
 12の障害者団体・関係団体で構成される「日本障害フォーラム(JDF)」は、その設立以来、障害者権利条約の推進に民間の立場から取り組んでいます。
 2006年12月に条約が採択されてからは、国内での批准と実施に向けて、政府との定期的な意見交換や、各地域でのフォーラム開催を通じた啓発・キャンペーン活動などを行っています。
 権利条約では、職場や学校を含む日々の暮らしの中で、障害のある一人一人のニーズに応じた「合理的配慮」(適切な変更や調整など)が求められるとし、これを行わないことは差別であると定めています。
 本セミナーでは、この「合理的配慮」をテーマに取り上げ、私たちの暮らしを変えていくために、「合理的配慮」の考え方をどう活かせるのか、共に議論していきます。

日時 : 2008年11月29日(土)10:00〜16:00
場所 : 全社協・灘尾ホール(東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル)        
参加費: 1,000円(資料代) ※点字資料、手話通訳、要約筆記あり
      (資料を必要としない介助者等は無料。)

プログラム(敬称略)
10:00 開会挨拶 小川 榮一(JDF代表)
    来賓挨拶 早川 雅人(財団法人 ヤマト福祉財団 常務理事)

     ●基調報告 藤井 克徳(JDF幹事会議長)
10:30 ●基調講演 ティナ・ミンコウィッツ
(世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク(WNUSP)共同議長/弁護士)

12:00 昼休み
13:00 ●障害当事者からの意見発表
    鈴木 孝幸(日本盲人会連合
    松本 正志(全日本ろうあ連盟)
    新谷 友良(全日本難聴者・中途失聴者団体連合会)
    門川 紳一郎(全国盲ろう者協会)
    山中 雅子(全国「精神病」者集団)
    山本 創 (DPI日本会議・難病をもつ人の地域自立生活を確立する会)
    
13:45 ●パネルディスカッション
    コーディネータ 尾上 浩二(DPI日本会議事務局長)
            中村 尚子(立正大学准教授)
    パネリスト   川口 俊徳(厚生労働省職業安定局障害者雇用対策課長補佐)
            石塚 謙二(文部科学省初等中等教育特別支援教育調査官)
            ニキ・リンコ(翻訳家)
            森 祐司 (日本身体障害者団体連合会常務理事)
            大久保 常明(全日本手をつなぐ育成会常務理事)
    コメンテータ  東 俊裕(弁護士/元権利条約特別委員会日本政府代表団顧問)
16:00 閉会