【補】米国の難聴青年急増について

アメリカの医学会誌に、ローランド博士が難聴の青年が急増しているというデータを発表した。
1995年には20人に一人だったのが2006年には5人に1人だということだ。

アメリカの難聴の基準はWHOの基準より低く大人で26dB。会話の困難なレベルは補聴器なしではModerate56dBだろう。

Degree of Hearing Impairment Descriptions
Slight to mild 21-40(children) 26-40(adults)
Mild to Moderate 41-55
Moderate 56-70
Severe 71-90
Profound 91 plus
引用先(書名:INTRODUCTION TO AUDIOLOGIC REHABLITATION 著者 Ronald l. Schow Michael A. Nerbonne ISBN 0-205-31946-7)
引用:http://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/2

WHOの国際障害分類による.平均聴力レベルによる難聴の分類は、以下の通りである。
 ① 26〜40dB = 軽度難聴.(デンマークアメリカ.ほかで.「聴覚障害」認定)
 ② 41〜55dB = 中等度難聴.(WHOの基準・スウェーデン.ほかで「聴覚障害」認定)
 ③ 56〜70dB = 準高度難聴
 ④ 71〜90dB = 高度難聴.(日本.ほかで.「聴覚障害」認定)
 ⑤ 91dB〜  = 高高度難聴
引用:http://www12.tok2.com/home2/airtax04/routyo.htm

高齢化社会で高齢者の難聴だけではなく、若年性難聴も人為的な影響で増えていることを考えて、諸対策が必要だ。


ラビット 記

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米で10代の難聴が急増 大音量の音楽の影響か
2010.08.18 Wed posted at: 14:15 JST
http://www.cnn.co.jp/select/AIC201008180011.html
(CNN) 米国で10代の若者の難聴が急増しているという調査結果が17日、米国の医学会誌に発表された。
調査を実施したローランド・イービー博士は、12—19歳の若者の難聴比率を1990年代半ばの統計と比較した。その結果、軽度の難聴にかかっている若者の割合は30%増え、会話に支障がみられる程度の重い難聴は
77%も増えていることが分かった。

難聴を持つ若者は1994年の時点で20人に1人の割合だったのが、2006年までには約5人に1人に当たる推定650万人へと急増したという。

(以下、省略)

元のCNNニュース
http://pagingdrgupta.blogs.cnn.com/2010/08/17/adolescent-hearing-loss-on-the-rise-in-u-s/