バリアフリー

著作権法改正へ 放送、DVD等視聴覚その他のバリアフリー

10月4日、文化庁文化審議会の著作権分科会法制問題小委員会が中間報告をまとめた。 障害者放送協議会著作権委員会は、視聴覚障害者、知的障害者、学習障害者その他の障害者の情報アクセス保障を著作権の問題から協議し、文化庁に要望してきた。 聴覚障害者の…

聴覚障害者の読書のバリアーフリーについて

視覚障害者のバリアフリーに取り組む点字図書館の方から、聴覚障害者の読書のバリアーについて考える企画の案内があった。 手話を使うろう者にとって、日本語で書かれた文章は文法が違うために、読みにくい、意味を取り違えやすいものだと言うことだ。 これ…

インターネットストリーミング 聴覚障害者のアクセスの保障

海外のろう者のブログに、インターネットのビデオクリップ(動画ストリーミング)には、字幕付きで見られるようにすべきだという提案があった。 http://jarednevans.typepad.com/blog/2006/05/my_first_video_.html これは、もっともなことだ。提供者が字幕…

大学病院の補聴器販売店ごとの対応は難聴者に不便  

昨日27日、大学病院に行き、補聴器販売店の人が来ると聞いていたが、1週間の診察スケジュールのプレートにも堂々と販売店の名前が入っている。 言語聴覚士が幾つものメーカーの補聴器の調整方法を習得するのは大変かも知れないが、患者から見るとメーカーの…

大学病院の中の聞えのバリアフリー

大学病院の耳鼻咽喉科の受診は一苦労だ。 午後の診察なので、勤務の合間に通院するには午後一番に受診するのが好都合だ。 そのために、朝7時からの予約受付に並ぶ。いったん出社してまた昼に受診に行く。予約受付はカードを入れると整理券が出てくる。今回は…

大学病院の難聴者対応(3)

*1185192615都心の大学病院に受診に行ったが、受付などだいぶ視覚表示化されていた。初診受付は銀行にあるような番号発券器があった。 朝7時に着いてボタンを押しても「5」番だった。 この番号は耳鼻咽喉科でも使わ診療先のれる。初診受付では聞こえないの…

通信と放送の融合 聴覚障害者の要望

Y様要望書の再検討をありがとうございました。いまその改訂案文を返事しました。 宛先は総務大臣だけではなく経済産業大臣も加えました。緊急災害時の要望もあり、内閣府も加えても良いです。 総務省のデジタル研究会で、通信と放送の融合について要望が出て…

聴覚障害者の運転免許 道路交通法の改正案、衆議院で採決

全難聴から、以下の連絡があった。…………………………… 6/14、年金などで論議が白熱しているが、衆議院本会議で社民党を除く会派の賛成で採択された。付帯決議で、聴覚障害者の運転する際のマークが義務付けられているが、難聴者の中には難聴であることを社会の偏見…

運転免許問題参院中継RT字幕放送

CS障害者放送統一機構から、連絡があった。ラビット 記 統一機構理事・監事各位お世話になっております。明日、午後1時からの参議院内閣委員会で 全日本ろうあ連盟の安藤豊喜理事長が 運転免許問題での参考人発言をされることになりました。目で聴くテレビ…

聴覚障害者の運転免許に関する国会質疑の傍聴

全難聴から、参議院の内閣委員会で、聴覚障害者の運転免許条件の緩和について、質疑があるので傍聴の呼び掛けがあった。この道路交通法の改正は全日本ろうあ連盟が長年取り組み、1999年からは欠格条項を持つ法律の撤廃運動に引き継がれていた。 2001年に…

日常生活に密着したテレビの字幕放送

NHKの朝の連続ドラマ「芋たこなんきん」が最終回を迎えた。朝の出勤時はみられないが昼休みには会社の食堂で、オープニングの主題歌の音楽を毎日聞いていた。嫌でもメロディは覚えるがどうしても歌詞はわからない それがたまたま家を出るのが遅れたので字幕…

字幕放送は早朝のニュースにも

朝5時台のニュースは昨日の出来事の映像がまとめられているので、新聞を読みながら見るとよく理解出来る。映像は短い時間でも多くの情報を伝える。字幕放送はないが、テロップが効果的に付けられていて理解を助ける。 テロップは映像の見出しの役割をする場…

総務省の地デジアクセス「報告書」発表

総務省は3月30日、今年10月から行われていた「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送のあり方に関する研究会」の報告書を報道発表した。 http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070330_19.html 研究会の最中の昨年12月に国連障害者の権利条約が国連で採択さ…

政府内で障害者権利条約対応推進チーム

2007年3月12日の第166回国会の予算委員会で塩崎官房長官が、政府内で障害者権利条約対応推進チームを作って、検討していると答弁している。ラビット 記 - 参 - 予算委員会 - 8号 平成19年03月12日○鰐淵洋子君 ありがとうございました。引き続きよろしくお願…

字幕放送の「不都合な真実」が多くの視聴者に明らかに

字幕放送はこれまで、文字放送チューナーを内蔵したテレビか文字放送アダプターを接続して見るもので、聴覚障害者向けのものであった。身体障害者手帳を交付されている聴覚障害者の場合福祉事務所で給付を申請することができることもあり、字幕放送の視聴は…

国会議事録の映像と字幕

あるウェブに難聴者の記者が書いた記事が出ていた。 国会議事録は発言の記録だが発言者に確認を求めるので遅れるとか。 記録はこのように確認のために必要なのですぐ読むこと、またはその場で読むことは期待されていない。 難聴者はその場で話していることを…

天気予報の字幕放送

字幕放送も放送事業者側はいろいろ努力されているらしいと言うと怒られてしまうが、天気予報は生放送で時間も短く、字幕放送はあまりなかったと思う。しかし、こうした口話体の字幕をみるといかにも生の話という気がする。 要約筆記は、削ぎ落としという初歩…

電気通信のアクセシビリティ 日本発の提案が国際基準に

全難聴から、電気通信アクセシビリティに関するシンポジウムの案内があった。これは、日本が国際通信連合に提案した電気通信アクセシビリティの規格がITUで採択されたことから、日本での取り組みを進めようというものだ。 http://blogs.dion.ne.jp/rabit/…

バラエティ番組に生字幕

土曜日にテレビを見ていたら、バラエティ番組に生字幕が付いていた。 日本テレビの午後7時からの「シャルウイダンス?」と「世界一受けたい授業!!」を見ていると、>>のある字幕が出ていた。これはニュースのときに出る日本テレビ特有の生放送時の字幕(※)…

地デジ放送チューナー配布を検討

NIKKEI NET2月17日のニュースで、政府、与党が低所得者へ地上波デジタル放送チューナー配布の無償を検討していると報じられている。 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070217AT3S1602Q17022007.html池田信夫氏のブログでは、それでは皆が地上波デジタル…

聴覚障害者と病院バリアフリー(3) 指さしで説明する受診便利帳

聴覚障害者だけではないが、病院で診察を受ける際に、自分の病状を説明しようとして、どこから説明すれば良いか分からず、あれこれ話し始めることは多い。今日、昨日の体調や食事内容、便通ではなく、自分の出生からはては家庭内の不和まで話す人もいるそう…

聴覚障害者と病院バリアフリー(2) 聴覚障害者外来の誕生

昭和大学は、3月3日に、聴覚障害者外来を始めることを発表した。 http://www.showa-u.ac.jp/hospital/hatanodai/SUH/滋賀県の琵琶湖病院の聴覚障害者外来が有名だが、都内に内科疾患全般を診てもらえるようになるのは大変嬉しい。特に内科疾患はその病状を説…

聴覚障害者と病院バリアフリー(1) 病院の情報バリアフリー

知人から、病院のバリアフリーをすすめる出版の案内をうけとった。 ガンを宣告されて、入院したら普通の精神状態ではいられない。筆者は診察と治療を受ける中で、医者と看護士や関係者に聴覚障害に対する誤解や無理解を何とかしたいと、入院中に本書を執筆し…

ビデオリレーサービスのコマーシャル(1)

アメリカのビデオリレーサービスのコマーシャルを見つけた。 ビデオリレーサービスは、テレビ電話システムによる電話リレーサービスで、手話で音声通話の相手と電話が出来る。 コマーシャルの内容は、電話しようとしたろう者がビデオリレーサービスの会社の…

家電量販店の車椅子リフトと放送事業者

ヨドバシカメラの地下の店内の階段の脇に車椅子リフトがあった。 これも新バリアフリー法の効果なのだろうか。 バリアフリーは法律で規定されると、よほどの技術的経済的困難がなければ普通はそのとおりにする。それが合理的配慮だ。 この場合もリフトを設置…

難聴者の見たことのない5000回のライオンキング

電車の吊り広告に劇団四季のライオンキングがあった。 キャッチコピーが「もう誰も止められない5000回」とある。 5000回というのは並大抵の数字ではないとはわかる。毎週1回やって10年間で500回である。年間625回演じて8年間!しかし、5000回の中に何回聞こ…

EUの放送バリアフリーの取り組み

総務省の第1回デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送に関する研究会の資料に、英国王立聴覚障害研究所のマーク・ホダ氏のEUにおける字幕放送キャンペーンに関する論文が掲載されている。 http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/digi_…

日本の提案した電気通信アクセシビリティガイドラインが国際規格に!

日本の難聴者の要望が結果的に、国際規格として、日本に反映されることになった。日本が提案した、電気通信アクセシビリティガイドラインが、電気通信アクセシビリティガイドラインが、ITU‐T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)の勧告として承認さ…

地上波デジタル放送と字幕放送 放送業界の取り組み

月刊ニューメディア2月号に、「地上波デジタル放送と字幕放送」の特集が組まれている。 NHK、民放も字幕放送の拡充にどう取り組んでいるか、その紹介に焦点が当てられている。想像していたよりも積極的に取り組みが進んでいることが嬉しかった。字幕制作方式…

情報通信研究機構のインタビューに三宅初穂さん登場

情報通信研究機構NICTの情報バリアフリー情報提供サイト http://barrierfree.nict.go.jp/index.html のインタビューに、東京聴覚障害者自立支援センターの三宅初穂さんが登場した。 http://barrierfree.nict.go.jp/serial/no14/index.htmlラビット 記